多くの看護師さんが、「研究は大変、いやだ」と言います。しかし、看護研究ほど行った看護を実感し満足度を高めると同時に、看護師としてのモチベーションにつながります。私はこれまで多くの臨床の看護師さんの研究指導をしてきました。その過程で、看護師さんと看護について語り、看護の見える化ができた時、嬉しく思いました。看護師さんは一生懸命、患者さんに向き合い業務を遂行しますが、よかったこと、十分じゃなかったこと、振り返る間もなく前に進んでいかざるを得ないのが現状です。私の看護研究指導の目標は「達成感を得る」ことです。研究の作法も手法も大事ですが、研究に臨む看護師が達成感を感じ、専門職業人としてのキャリアの一助になれるよう今後も支援をしたいと思っています。