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人生会議は自信のためそして家族のため          どう死にたいかではなく、どう生きたいかにアプローチする

 昨日、南区人生会議の日のイベントが行われました。早いものでもう4回目です。地域住民の皆様、医療や介護の関係者の方にこの人生会議という言葉が認識されてきています。私は医療ナビゲーションを行った実際の事例より、ご本人の視点、家族の視点から、大切だと思うことをお話しさせていただきました。生きることの延長に死ぬことがあるように、「どう生きるか」、「どう生きたいか」ということが強調されなければいけません。どう生きたいかの希望を叶えるのが私の仕事です。 

 南区では、高齢者の介護施設の介護職員さんに向けての研修、相談事業をはじめました。全国の人生会議推進の取り組みをみても一歩先を行っているのが、熊本市南区だと思いました。今年度、医療と介護の診療報酬の同時改定が行われましたので、よいタイミングだと感じています。もはや、人生会議は一個人、一家庭だけでなく、高齢者の住まいである老人ホームなどの介護施設での必要性が高まってきています。国の方針として、利用者さんへ、人生会議のガイドラインに基づいた取り組みが提示されました。「どう生きたいか」への支援、そして、最期を意識した意思決定を確認し、希望を叶えることが大事になります。まずは職員が自施設の役割を認識しその準備を行っていくことが必要です。

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