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看護師さんの仕事を見える化し、看護の知を共有しよう

私は、臨床、学校、在宅と色々な現場を経験する中、看護師の仕事を言葉で語る機会が少ないことに気づきました。                 私たち看護師も一般の方も、看護師の仕事は言葉にしなくても当然、理解されているものだと誰もが思っています。                 きっと看護師さんも疑問に思う方はいないでしょう。私は、十数年前より、あたり前のように仕事をしている看護師さんの仕事を可視化したいと思うようになりました。そのきっかけは、私が在宅医療に携わっていたころ、訪問看護師さんのすばらしい看護に出会ったことからでした。常々、現場で展開されるすばらしい看護の仕事を紹介しないのはもったいないなーと思っていました。しかし、当の看護師さんは特別なことではなく、当たり前のことで、可視化する機会はありませんでした。

そこで、当たり前がもっと輝く機会を持てるように、他者がその看護の掘り起こしをすることで、当事者である看護師さんだけでなく、多くの看護師さんの共感を呼び、看護に従事する人の教育になるに違いないと確信しました。「サンクスカード」を送るように、すばらしい看護を実践している人にインタビューを行い、潜んでいる看護を言語化することから始めました。言語化することで、「看護とは」を伝えやすくなり、当事者である看護師さんも看護観を自覚することになります。近年、「やりたい看護ができない」、「やりがいがない」など離職をする看護師が後を絶ちません。看護の可視化が発信されることで、自分たちの仕事を再確認し、素晴らしい仕事であると自覚することで、ワークエンゲージメントを向上させることになります。

私が、看護の可視化をしようと思ったのは、陣田泰子先生の、「看護の現場学」との出会いがあったからです。看護現場学の骨幹である、概念化(事象と抽象の思考の上り下りをすること)で、すばらしい仕事をしている、看護師さんの「看護の知」の掘り起こしをすることができました。次に、この「知について意見交換」をすることで参加者との「知の共有」を図りたいと企画しました。

小さな意見交換会が看護界の発展につながることを願い、7月27日(土)、8月31日(土)にナレッジ交換会を行います。7月は在宅医療偏で、訪問看護ステーションいきいきらいふさんの事例、8月は国立病院機構熊本医療センターさんの事例で行います。お申し込みは電話又はお問い合わせよりお願いいたします。また、個別の相談がある方は、最後に時間をもうけていますので、お気軽にお問い合わせください。なお、アロマ(ハンド)の体験もできます。

皆様の参加をお待ちしています。

7月27日 ちらし

 

 

 

 

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